課題名 |
アブラムシ類の寄主選択制御因子の解明(265) |
課題番号 |
1993001718 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
環境・虫害2研
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研究期間 |
完H01~H04 |
年度 |
1993 |
摘要 |
広食性の吸汁性昆虫の代表であるワタアブラムシの寄主選択を制御する化学的因子を解明するために、各種ウリ科及びナス科植物の生葉で飼育し、生育阻害効果を有するウリ科11種、ナス科12種を明らかにした。また、これら植物でのキュウリ系ワタアブラムシの吸汁行動及び甘露排泄頻度を調査した結果、吸汁行動阻害作用を有するウリ科植物5種を明らかにした。摂食阻害阻害物質を抽出・同定するのに必要な簡易生物検定法としてマイクロタイタープレートを利用する方法を確立した。次に、強抵抗性を示すニガウリの茎葉をメタノールで抽出後、各種クロマトで分画し、上記生物検定法により摂食阻害活性をモニターして、最終的に4つの強い摂食阻害活性成分を得、そのうちの1つをトリテルペン配糖体であるmomordicine-■と同定した。今後の研究は本プロジェクトの第2期で継続する。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
きゅうり
生物検定法
抵抗性
なす
にがうり
病害虫防除
わた
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