藻類の産生するアレロパシ一物質がノリ及び付着珪藻に及ぼす生理的影響に関する研究（６０）

• 課題番号: 1993005292
• 研究機関名: 南西海区水産研究所（南西水研）
• 研究分担: 資源増殖・藻増殖研
• 研究期間: 継Ｈ０３～Ｈ０５
• 年度: 1993
• 摘要: 藻類に対するアレロパシ一物質を産生するオキナワモズクから抽出した脂肪酸混合物より高度不飽和脂肪酸画分を部分精製し、ノリの培養液に投与して光合成活性を測定したところ、対照区との差異は見られなかった。また、Ｈｅｔｅｒｏｓｉｇｍａを主体とする赤潮生物から抽出した珪藻に対するアレロパシ一物質である高分子画分をノリに投与して同様の観察をしたところ、活性には差がみられなかった。両実験から、これらのアレロパシ一物質がノリ葉体に及ぼす生理的な影響はないことが明らかとなった。今後は、ノリの生長を阻害する付着珪藻に対するこれらのアレロパシー物質が影響を検討する。
• カテゴリ: アレロパシー物質