課題名 | 人為三倍体魚介類の成熟機構解明のための生理学的研究(94) |
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課題番号 | 1993005656 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
遺伝育種大村日光繁殖生理・遺伝研育種研発生生理研(支所長主研) |
研究期間 | 単H04~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 貝類人為三倍体(3N)で成熟が進行するアコヤガイやマガキは卵や精子を形成するが、アコヤガイ3Nからの卵と二倍体(2N)精子の交配より2Nと3N及びその間の異数性幼生を生じたが、稚貝では2か3Nしか見られず異数体は死滅するものと思われる。完全不稔型のヒオウギガイ精子形成は第一成熟分裂前期で停止しておりマガキと異なっていた。マガキ3Nの精子頭部は2Nのものよりやや大きかった。マダイ3N精子のDNA量はn、2n、3nにピークが認められ1.5n付近にはなかった。ムラサキイガイ3Nに雌は見られず、完全不稔型に近く、生殖巣の発達は悪く、脳神経節の神経分泌像は特に産卵期初期に組織学的に2Nと異なっていた。ヒメマス3Nの成熟内分泌系は雄では正常に起動するが、雌では卵濾胞の発達が悪く十分に分泌されなかった。 |
カテゴリ | 育種 おうぎ シカ |