課題名 | 四国地域における異常乾湿対応技術の開発(27) |
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課題番号 | 1993002790 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
生産環境・気象資源研 |
研究期間 | 継H01~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 1988年4月から1992年3月までの降雨を対象に、四国地域における酸性雨の現状と特性を明らかにした。全降雨のpHの平均は4.30であり、酸性雨の割合は97%であった。pHは年々低下する傾向と同時に、非常に大きな季節変化が現れた。酸性雨と風系との間に密接な関係があり、太平洋から風が吹き込む場合にはpHが高いのに対し、中国大陸から風が吹く場合にはpHが低かった。前者は暖候期の、後者は寒候期のpHの変化の特徴に対応した。寒候期には季節風やジェット気流が酸性雨の原因となる物質を中国大陸方面から輸送するため、pHの低い降雨が降るものと考えられる。 |
カテゴリ | 傾斜地 輸送 |