課題名 |
出穂期・成熟期・収量の安定性と出穂特性の関係の解明(60) |
課題番号 |
1993002826 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試)
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研究分担 |
作物開発・畑育種研
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研究期間 |
完S63~H03 |
年度 |
1993 |
摘要 |
安定して多収な早生裸麦品種を効率的に育成するため、生産力検定供試系統および代表的品種の出穂特性(低温要求性、日長反応性、純粋早晩性)と出穂期・成熟期・収量の関係を調べた。その結果、出穂特性を5群に分類できた。これまで農家で栽培されてきた品種は播性2~3の中晩生が最も多く、ついで播性5の日長不感応型早生が多かったが、最近10年間の生産力検定供試系統は、皮麦に由来する播性5の登熟期間の長い穂数型の日長感応型早生(C群)が最も多く、ついで皮麦に由来する播性1の穂重型の中生が多かった。極多収系統はほとんどが播性1であったが、それらの系統の多くは品質が悪く、また一部は穂発芽易であるために、実用品種には程遠い。C群は総合的に見て最も優れた安定多収早生系統だが、特定の交配親に片寄りすぎるのは問題がある。また、温室を用いた低温要求性検定法の開発および秋播型二条系統のスクリーニングも行なった。
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カテゴリ |
育種
高収量品種
低温要求性
品種
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