課題名 |
イネ・キチナーゼ遺伝子導入によるうどんこ病抵抗性作物の作出 |
課題番号 |
1994000407 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研)
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研究分担 |
機能開発細胞育種・遠縁雑種研微機能研
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研究期間 |
新H06~H08 |
年度 |
1994 |
摘要 |
組換えDNA技術を用いた病害抵抗性植物の作出の報告は既に数例あるが、その多くはウイルスの外被タンパク質遺伝子の導入による耐ウイルス病抵抗性植物である。一方、現在までにわが国で発生が認められている植物病のうち、約70%は菌類による病気である。従って、菌類病抵抗性育種に向けた育種素材の作出は重要な課題である。近年、キチナーゼ遺伝子を恒常的に発現する組換えタバコが菌類に対して抵抗性を示すことが報告された。そこで本課題では、1:イネのキチナーゼ遺伝子を基にしたうどんこ病抵抗性付与に効果的なベクターの構築、2:うどんこ病に対して有用な抵抗性素材のないキュウリ及びブドウへのキチナーゼ遺伝子導入による、新たなうどんこ病抵抗性素材の作出、3:得られた組換え体の菌類病抵抗性のメカニズムの解明、を目的として研究を行う。
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カテゴリ |
育種
うどんこ病
きゅうり
たばこ
抵抗性
病害抵抗性
ぶどう
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