課題名 | ガンマ線緩照射によるナシ葉成分変異体の検出(218) |
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課題番号 | 1994000530 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所(生物研) |
研究分担 |
放育・放育法2研 |
研究期間 | 完H03~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | ガンマーフィールドにおいて長期緩照射を行っているナシ樹には様々な変異が蓄積されていると考えられる。これらの中から量的形質突然変異体を効率的に選抜することを目的として、有用物質アルブチンをマーカー形質として調査した。ナシ葉から50%メタノール抽出とHPLC分析(検出波長287nm)によって簡易的な定量法が確立された。‘二十世紀’・‘長十郎’の葉におけるアルブチン含有量の時期別変動は、5月以降微増で7月からはほぼ一定であった。また、いずれの品種においても中位葉で最も含有量が高かった。さらに、108品種・系統のニホンナシ・中国ナシ・野生種の含有量の分布を調べたところ、ニホンナシでは20~25%を中心に正規分布状に分散し、中国ナシでは20%と40%前後に二分し、野生種ではほぼ均一に分布していた。 |
カテゴリ | 遺伝資源 中国なし 品種 |