牧草類の高度利用法の開発(209)

課題名 牧草類の高度利用法の開発(209)
課題番号 1994002235
研究機関名 北海道農業試験場(北農試)
研究分担 畜産・飼料評価研
研究期間 完H01~H05
年度 1994
摘要 草資源の利用拡大を図る目的で、生育期に収穫した超早刈り牧草サイレージを供試し、■調製方法の検討、■飼料特性の解明、■採食特性の解明、■めん羊の自由採食量に及ぼすサイレージの飼料成分・発酵品質の影響について検討を行った。その結果、■サイレージ調製時の水分は、消化性、TDN含量及びルーメン内でのVFA生成量からみて中水分域が有利である。■1番草サイレージはTDN含量が68%、各成分の消化率も70%以上と高く、濃厚飼料の一部代替利用の可能性があり、3・4番草もTDN含量は60%前後で、高泌乳牛用粗飼料として十分利用できる。■めん羊の自由採食量は初期の食い込みは緩慢であるが、標準刈り区に比較して1日当たり採食量が高い。■めん羊の自由採食量とサイレージの飼料成分・発酵品質との間に有意な相関が認められ、飼料成分では繊維成分含量と、また発酵品質では酪酸含量、VBN/TN及びサイレージ評点(サイレージ中のVBN/TN、VFA含量より算出)と高い相関がある。更に、めん羊による1日当たりの乾物採食量を目的変数、サイレージ中のADF含量、NDF含量、酪酸含量、VBN/TNをそれぞれ説明変数とする重回帰分析を行った結果、1%水準で有意な重相関係数が得られた。
カテゴリ 寒地 乳牛

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