課題名 | セモンホソオオキノコムシの配偶行動における発音行動の役割の解明 |
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課題番号 | 1994004447 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林生物・昆虫生理研 |
研究期間 | 新H06~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | これまでの野外と室内実験の観察から、本種の種内交信には、遠距離ではカイロモン、フェロモン等の化学信号が、近距離ではこれらの他に音声信号が使用されている可能性が高い。特に寄主であるシイタケという微環境内では、雄成虫の発する音声信号が、配偶行動とそれに伴う威嚇行動に影響することが観察されている。従って、本種の環境世界を解明するためには、化学生態学的アプローチの他に生物音響学的アプローチが不可欠である。そこで本課題では生物音響学的手法を用いることにより、本種の配偶行動と威嚇行動を構成する一連の行動連鎖と、それらを解発する複数の音声パターンとの対応関係を明らかにし、本種の発音によるコミュニケーション・システムを解明する。 |
カテゴリ | 管理技術 しいたけ フェロモン |