課題名 | カンキツ類遺伝資源における培養システムの実用化と問題点の解明(82) |
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課題番号 | 1994001279 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・育種2研 |
研究期間 | 継H04~H08 |
年度 | 1994 |
摘要 | 多様な遺伝資源は、育種素材としてばかりでなく、各種の研究に貢献するものであるが、その維持に要する労力、経費も大きい。培養系での保存を併用して遺伝資源管理の省力性と安全性が期待されているため、培地にSTS剤を添加することによる培養苗条の保存性について検討を試みた。ラングプールライムの培養苗条を用いて、STSの効果を予備検定した結果、25℃の培養温度では、0.01%のSTS剤の添加により1年後の生存率が対照区よりやや高い傾向が見られた。この添加により生育がややコンパクトになり、生存苗条を切り取って継代培養した場合の再増殖率も対照区より高く、1か月の培養で6~10の苗条を得た。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 台木 品種 ライム その他のかんきつ |