果樹根域制限栽培における被覆肥料の応用に関する基礎的研究

課題名 果樹根域制限栽培における被覆肥料の応用に関する基礎的研究
課題番号 1994001337
研究機関名 果樹試験場(果樹試)
研究分担 栽培・土壌研
研究期間 単H05~H05
年度 1994
摘要 肥料を被覆した樹脂の構造により溶出パターンを調節する肥効調節型肥料が開発されている。そこで、肥効調節の重要な根域制限栽培において、被覆肥料の利用技術を確立するための基礎的試験を行い、果樹栽培における成分利用率の向上や環境保全、省力化に資する。保肥力の小さい粗粒質の花崗岩土壌におけるイチジクの根域制限栽培及び溶出条件解明のための室内試験を行った。1/2000aポットによる試験では、花崗岩土壌の理化学性改善のための資材混和と被覆肥料の効果を、硫安及び化成肥料と対比した。その結果ゼオライト混入区で陽イオン交換容量の増大効果が大きかった。また、施肥6カ月後の土壌溶液中硝酸態窒素濃度は、明らかに被覆肥料区が高く、水分管理が比較的高pFで推移したため溶出が抑制され、肥効期間が長期に及んだ。さらに室内試験における温度及び水分環境と窒素溶出の関係解明試験及びイチジク根域制限栽培における施肥と樹体生育の調査を継続する。
カテゴリ 肥料 いちじく 管理技術 省力化 施肥 土壌改良

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