課題名 | 果樹の成熟並びに品質制御技術の確立(178) |
---|---|
課題番号 | 1994001368 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・栽培研 |
研究期間 | 継H02~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | カキの成熟を制御することにより、高付加価値化と収穫労力の分散を図る技術を確立する。5年度はウニコナゾールPによる熟期促進と果実重に及ぼす影響を検討した。10年生‘富有’に6月下旬に250ppm液を散布して、11月下旬に収穫し、果実品質、果実重を調査した。果実の糖度は処理区でやや高くなり、果実硬度は処理区でやや小さかった。果皮では対照区に比べて、着色の促進が見られた。したがってウニコナゾールPの処理によって熟期の促進効果が認められた。また一果平均重は処理区は対照区より小さく、階級別分布は処理区で2Lが最も多く56.3%であったが、対照区では3Lと4Lが66.4%を占めていた。果実重は処理区で約85%が2L以上であり実用上の問題はないと思われるが、ウニコナゾールPの散布が果実肥大を抑制することが認められた。 |
カテゴリ | かき 高付加価値 栽培技術 成熟異常 |