課題名 | リンゴ果実の市場性に関連した生食適性要素の解明(182) |
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課題番号 | 1994001371 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
盛岡・栽培研 |
研究期間 | 継H04~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | リンゴ果実の生食適性要素と市場性との関連を明らかにするために、糖組成、みつ発生程度と果実形質、食味との関係、並びに成熟に伴う糖集積過程とみつ入り機構を解明する。5年度は、成熟程度を異にする果実の各種果実形質と糖組成、とくにみつ入り程度と糖組成との関係について検討した。みつ入り及び澱粉消失は、エチレン発生剤CEPA処理により促進され、エチレン生成阻害剤AVG処理によって抑制された。収穫2週間前のCEPA処理果ではソルビトール含量の比率が高く、AVG処理果で低かった。またCEPA処理果ではショ糖含量が収穫前及び収穫時のいずれにおいても高かった。成熟に伴うフラクトースとグルコースの変動は小さかった。みつ入り程度はショ糖あるいはソルビトール含量が高まるに伴って多くなる傾向がみられ、果実の成熟程度との関連が認められた。 |
カテゴリ | 栽培技術 成熟異常 良食味 りんご |