野菜生産における各種有機物施用の持続的効果(61)

課題名 野菜生産における各種有機物施用の持続的効果(61)
課題番号 1994004067
研究機関名 国際農林水産業研究センター(国研センタ)
研究分担 沖縄・作物栽培研
研究期間 完H05~H05
年度 1994
摘要 高温、強日射の熱帯・亜熱帯地域における難分解性の木質有機物資材の緑肥としての利用可能性を検討することを目的とし、5年度は有用な木質有機資材の検討を行った。処理区として裸地区、無施肥区、化学肥料区、ネピアグラス区、ムクナ区、木質系緑肥としてアカシア区、カリアンドラ区、ギンネム区、さらにバーク区の9つの処理区(枠試験(2.25m2))を設けた。尚、緑肥、バークは新鮮重にして2.5t/10aの割合で施用し、その1ヶ月後(1993.7.4)にフタゴマメ(BB-29)をは種し、10月15日に収量調査を行った。冬期作物として12月7日にスィートコーン(ハニーバンタム)をは種し、3月12日に収量調査を行った。その結果、フタゴマメの収量性からみた木質有機質資材の効果では化成肥料区や慣行の緑肥資材であるネピアグラスと比較してあまり差はなかったが、スィートコーンでは明らかに各木質系緑肥施用による大幅な増収効果が認められ、緩やかな分解・肥効による影響と推察された。中でもアカシア区とカリアンドラ区が最も収量が高く、有望な低・未利用有機物資源と考えられた。しかし木質系の緑肥の取扱いには多くの労力を必要とし、土壌への鋤き込みには大型の機械を必要とすること等から、現実的な応用が困難と考えられる。よって有用有機物資材に検索をもって本研究を終了する。この成果は、当センターの成果及び学会、関連雑誌に発表の予定である。
カテゴリ 土づくり 肥料 亜熱帯 ごま 栽培技術 施肥

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