課題名 | 草地における炭素循環系の定量的解析(25) |
---|---|
課題番号 | 1994001020 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
生態・生態シス研草地生態研 |
研究期間 | 継H03~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | 5年度は、放牧草地での炭素循環量の定量的解析に必要な各経路の流速の測定を継続すると共に、藤荷田山放牧試験地において、渦相関法による CO2ガスフラックスの直接測定を継続的に行った。降雨時を除く、晴天・曇天日に測定した。各測定日とも、日中は群落面へのCO2吸収フラックス(下向き)が、夜間には群落面からのCO2放出フラックス(上向き)が観測された。その変動幅は、8月に最大で、約0.38mg/■/sであった。1日当たりの大気と放牧草地の間の二酸化炭素収支を求めると、±0から最大約7.10g/■/dayの草地への取り込みがみられ、草地が二酸化炭素の吸収源になっている可能性があることが示唆された。 |
カテゴリ | 炭素循環 |