課題名 |
トウモロコシごま葉枯病菌の病原性変異の解明(127) |
課題番号 |
1994001128 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試)
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研究分担 |
環境・作物病害研
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研究期間 |
完H02~H05 |
年度 |
1994 |
摘要 |
日本産トウモロコシごま葉枯病菌の病原性及び病原力の変異の解明を行った。その結果、各地で採集した菌株をいずれもレースOと判別し、病原力では侵入能及び胞子形成能に明瞭な差異を認めた。また、宿主非特異的毒素オフィオボリンA産生能が異常に低下している菌株が見つかり、この形質は遺伝したが病斑拡大能等の病原力との関連は認められなかった。また、トウモロコシごま葉枯病抵抗性遺伝子であるrhm遺伝子を持つトウモロコシ系統を侵す菌株も1菌株発見され、rhm抵抗性系統上で明瞭な病斑を形成した。国内外でrhm抵抗性系統を侵す菌株の報告はまだないため、本菌は新レースの可能性がある。また、切離葉での組織観察の結果、付着器形成数及び後期の侵入細胞数が対照菌株を上回った。この菌株を通常菌株と交配した結果、後代菌株はrhmを侵す菌株と通常の菌株がほぼ1:1に分離した。
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カテゴリ |
害虫
管理技術
ごま
抵抗性
抵抗性遺伝子
とうもろこし
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