昆虫の低分子性異物に対する生体防御発現機構の解明(65)

課題名 昆虫の低分子性異物に対する生体防御発現機構の解明(65)
課題番号 1994000611
研究機関名 農業環境技術研究所(農環研)
研究分担 資材動態・殺虫動態研
研究期間 完H03~H05
年度 1994
摘要 本研究は、昆虫体内に合成殺虫剤等の低分子性異物が侵入した場合の昆虫の生体防御発現機構の解明を目的とした。3年度は、イエバエのピレスロイド剤抵抗性に関与する酸化酵素P-450が、イエバエ以外の昆虫種からは見いだされないことをウエスタンブロッティングにより明らかにした。4年度は、ニカメイガの有機リン殺虫剤抵抗性に関与する有機リン殺虫剤結合性蛋白質の発現機構を調べ、ニカメイガの体内では中腸に最も高い活性があることを明らかにした。5年度は、イエバエ成虫のP-450が、蛹の時期に生合成が始まることを明らかにするとともに、ニカメイガの有機リン殺虫剤結合性蛋白質が、卵、幼虫、蛹、成虫の各発育ステージに等しく存在することを明らかにした。これらの新知見は、殺虫剤抵抗性農業害虫の有効防除法の開発の基礎資料となる。
カテゴリ 病害虫 害虫 抵抗性 ニカメイガ 農薬 防除

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