課題名 | 近縁野生種利用による緑化用シモツケ育種素材の開発(29) |
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課題番号 | 1994001528 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
花き・緑化植物研 |
研究期間 | 継H05~H09 |
年度 | 1994 |
摘要 | 花器が小さく、除雄が困難なシモツケ属に温湯除雄法を適用するため、花序形態の異なるシモツケほか3種を供試して処理温度と処理ステージについて検討した。3種とも10分間浸漬の時の温度は46℃がもっとも花粉の活性低下度が高く、ステージについては開花直前の花蕾でもっとも効果が安定していた。ユキヤナギ種子は交配後の登熟は早いが、極く微小、無胚乳種子であり、これまで発芽不良となることが多かった。そこで4月末に採種した後、1月ごとに発芽能力を検定した結果、採種後1か月でかなりの程度の発芽能力の低下が明らかで、7月になると発芽率が5%まで低下した。日数経過に伴う種子活力の低下の様相はTTC法でも確かめられた。したがって交配種子は取り播きが必須と考えられた。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 発芽不良 |