課題名 | タバココナジラミ防除への天敵利用(268) |
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課題番号 | 1994001764 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
研究分担 |
環境・虫害2研 |
研究期間 | 完H03~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | タバココナジラミ新系統の天敵を探索し、有力天敵を用いた防除法を作出しようとした。その結果、タバココナジラミ新系統から本邦未記載種を含むツヤコバチ科寄生蜂5種の発生を認めた。捕食性天敵では、クサカゲロウ2種及びヒメカメノコテントウが本害虫を摂食して羽化でき、一部の種については捕食量を明らかにした。天敵利用については、Encarsiaformosaにより施設栽培トマトのタバココナジラミ防除が可能であること、また、本寄生蜂の産卵行動を受けたタバココナジラミ幼虫の4齢後半を除く各齢幼虫体内での本寄生蜂の発育および羽化が良好であることを認め、寄生蜂による幼虫の体液摂取も重要な死亡要因であることを明らかにした。今後、農業現場での天敵利用に際して生じる問題点を改善する必要がある。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 施設栽培 タバココナジラミ 天敵利用 トマト 病害虫防除 防除 |