課題名 | アサリの成長からみた大規模増殖場周辺域の環境評価(51) |
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課題番号 | 1994005905 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
環境管理・環制御研 |
研究期間 | 完H03~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | 近年古生物学の分野で用いられている貝殻成長線解析を、アサリ漁場の評価手法として用いる可能性を検討した。またこの手法を用いて三重県宮川河口域の天然漁場と大規模増殖場の評価を行った。まず五ヶ所湾に面した養殖研究所の桟橋で飼育実験を行って、アサリの輪紋を日輪と見なしてよいという結果を得た。宮川河口域のアサリ漁場は底質などの環境面から大きく3つのタイプに区分された。貝殻成長線解析で得られた日間成長の季節変動は各区分漁場で異なったパターンを示し、増殖場のある河口から離れた海域では、季節変動が少ない安定した成長パターンを示した。これらの結果は、アサリ漁場評価に貝殻成長線解析を用いることが有効であることを示している。 |
カテゴリ | 環境制御 管理技術 季節変動 評価法 |