課題名 | 食物中の抗アレルギー成分の解明(125) |
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課題番号 | 1994003037 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・流通利用研 |
研究期間 | 継H05~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | 食物中の抗アレルギー成分を解明する目的で、アレルギー性疾患に関与するリポキシゲナーゼの活性阻害を指標にして、各種農作物を検索した。各農作物1■のメタノール抽出物をさらにエーテルで抽出し、可溶物と不溶物に分け活性測定のサンプルとした。一方、ラット血液より分別遠心法により血小板を調整し、リポキシゲナーゼ酵素液とした。約20種類の農産物について検討した結果、ヤーコン、シソなどにリポキシゲナーゼの強い阻害活性が認められた。また、黒大豆品種の丹波黒にはリポキシゲナーゼ阻害活性が認められたが、白大豆品種のアキシロメにはこのような作用は認められなかった。古くから黒大豆は喘息などに効果があることが言い伝えられており、上記の結果はこの伝承との関連も示唆される。 |
カテゴリ | 管理技術 しそ 大豆 品種 ヤーコン |