課題名 | 採草と放牧を組み合わせた草地生産システムのモデル化(289) |
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課題番号 | 1995002218 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
草地・草地管理研 |
研究期間 | 継H05~H08 |
年度 | 1995 |
摘要 | 牧草成長のモデルとして、単純ロジスチック曲線を当てはめることの妥当性について1993年と94年にわたって検討した。低温に経過した93年に反し、94年は高温寡雨に経過したが、両年とも採草地における単純ロジスチック曲線の当てはめは良好であった。最大可能生長量を表すパラメータは春から夏にかけて低下し、夏期はほぼ一定の値をとり、9月以降は急速に低下することが明らかとなった。高温寡雨に経過した94年は93年に比べ最大可能生長量は小さくなった。生長係数の季節変動は、はっきりとした傾向が見られなかった。採草地における牧草現存量の推定は、生長係数を一定とし、刈り取り時期によって最大可能生長量が変化するとしたモデルで推定できるが、気象変動に対応できるものとするためには、干ばつの影響をモデルの中に組み込むことが必要であると考えられた。 |
カテゴリ | 寒地 季節変動 |