課題名 |
ニホンナシにおける自家和合性品種の育成方法(125) |
課題番号 |
1995001316 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
育種・育種2研
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研究期間 |
延H04~H07 |
年度 |
1995 |
摘要 |
自家和合性と花粉量及び花粉発芽率との遺伝的関係について検討した。花粉量及び花粉発芽率の品種間差異について調査した結果、極めて花粉量の少ない品種が存在した。また、花粉量の少ない品種と正常な品種(幸水)との後代個体において、明らかに花粉量が少なく受粉関係に支障をきたすと思われる個体が存在し、この形質が遺伝することが明らかとなり、このような品種を自家和合性品種育成のための交配親として用いることは避けることが望ましいと判断された。さらに自家和合性品種の自殖後代及び‘幸水’との後代個体において、S遺伝子型の違いと葯数、花粉量、花粉発芽率との間に遺伝的に有意な差はみられなかった。このことから正常な花粉を有する品種を用いて育成した自家和合性個体群においては和合性に重点をおいて選抜を行ってよいと結論された。より実用的な自家和合性品種育成のためにはより栽培性の優れた個体を選抜する必要がある。そこで7年度も他の花粉を遮断した状態での自家結実率等について検定する。
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カテゴリ |
育種
自家和合性品種
受粉
品種
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