課題名 | ナシ果実異常症状の病原の単離・同定(203) |
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課題番号 | 1995001385 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
保護・病害2研 |
研究期間 | 延H01~H09 |
年度 | 1995 |
摘要 | 品種「新高」、「吉野」の果実面に凹凸を生じた樹よりリンゴさび果ウイロイド(ASSVd)に類似するウイロイドを検出した。そこで、日本産リンゴ由来の ASSVdの塩基配列からプライマーを合成し、果実異常発症ナシ樹より抽出した核酸からRT-PCRをし、電気泳動を行ったところ、想定した分子領域に泳動されるバンドが検出された。このバンドからds-cDNAを抽出し、塩基配列を解析した結果、橋本らが決定したASSVdの塩基配列と比較して、塩基の欠損、付加、置換が各1ヶ所ずつあり、そのうち、塩基付加はPuchtaらが決定した中国産のASSVdの塩基配列と同一であった。以上から、ニホンナシ果実異常発症樹から見い出されたウイロイドはASSVdの1系統と判明した。 |
カテゴリ | 病害虫 サビ果 品種 防除 りんご |