課題名 | 熱帯・亜熱帯における畑作物に対する有害線虫の分類と生態解明(54) |
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課題番号 | 1995003919 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ) |
研究分担 |
生産利用(主研) |
研究期間 | 継H03~H07 |
年度 | 1995 |
摘要 | 千葉県一部地域の線虫相を調査した。野菜及び果き類圃場31地点において、土壌を100g、作物の細根約5gを採取した。線虫の分離はベルマン漏斗法により土壌30gを供試して、72時間にわたり室温(20~30C)で分離した。線虫は60Cで熱殺後、TAF液で5日間以上固定し、ラクトフェノール液に封入した。これを生物顕微鏡下で観察して種類の同定を行った。一方、カーネーションを加害するネコブセンチュウは採取した土壌にトマトを生育させ、その根辺に着生したゴールから雌成虫を取り出し、尾端部のプレパラートを作製して、その会陰紋の形態観察により種を同定した。その結果、主要有害線虫としてネコブセンチュウが検出された。検出率は55%と高く、被害も目立った。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 カーネーション トマト 防除 |