主要害虫の生物的防除に関する研究(59)

課題名 主要害虫の生物的防除に関する研究(59)
課題番号 1995003923
研究機関名 国際農林水産業研究センター(国研センタ)
研究分担 生産利用(主研)
研究期間 完H04~H06
年度 1995
摘要 昆虫の組織培養の技術を利用して、鱗翅目害虫の有力な捕食・寄生性天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。用いた液体人工飼料に脱脂綿を加えると、ハエ幼虫のファネル形成率が高まり、その後の飼育成績が向上することが判明した。さらに、飼料に血清を加えることにより成虫までの飼育が可能となった。特に熱処理したカイコ血清のみを飼料に加えた場合が最も成績が良く、13~18%の成虫化率が得られた。一方、カイコ血清に比べて牛胎児血清の効果はかなり劣り、形成されたファネルは薄く無着色であり、ハエ幼虫は全て囲蛹化せずに死亡した。なお、昆虫の脱皮ホルモンの一種である20ヒドロキシエクダイソンが人工飼料中でこのハエの成長・発育を強く促進することはなかった。本種の累代人工飼育法を確立するためには、より簡単で安価な人工飼料の開発、カイコ血清成分に含まれる有効成分の化学分析、大量飼育に適した簡易な飼育容器の改良などが必要とされる。
カテゴリ 病害虫 カイコ 害虫 生物的防除 防除

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