課題名 | 飼料作物の新病害 |
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課題番号 | 1995001142 |
研究機関名 |
草地試験場(草地試) |
研究分担 |
環境・作物病害研 |
研究期間 | 単H06~H06 |
年度 | 1995 |
摘要 | 牧草および飼料作物に発生した新病害の病原菌同定を行う。6年度は新たに発生したソルガムの萎縮性病害を検討した。病徴は、6-7葉期に植物体全体が萎縮し、葉は退色して波打ち、上位葉の展開が阻害された。葉の表面には白く粉を吹いたように遊走子のう塊が観察された。遊走子のうは無色、レモン形~倒卵形で、大きさ48-108×30-76μm、柄は気孔から抽出し、上端に遊走子のうを1個形成した。遊走子のうは15-25℃の温度条件で発芽し、遊走子を形成した。葉組織内には無色、厚膜、円形、大きさ47-73×47-70μmの蔵卵器が形成された。蔵精器は側着し、腎臓形、大きさ16-55×9-14μmであった。以上の形態から、本病菌をSclerophthora macrosporaと同定した。また、本病はソルガムでは日本でまだ報告が無いことから、病名を黄化萎縮病と提案した。 |
カテゴリ | 萎縮病 害虫 管理技術 飼料作物 ソルガム 抵抗性 レモン |