課題名 | 移動性昆虫の飛翔行動特性の解明 |
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課題番号 | 1995000626 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境管理環境生物資材動態・昆虫行動研昆虫分類研数理解析研薬剤耐性研 |
研究期間 | 単H06~H06 |
年度 | 1995 |
摘要 | 昆虫の移動性・定住性を区分する生理・生態的根拠はまだ十分ではない。本研究では実験的検証、海洋上昆虫相の同定、及び拡散・分散モデルの作成によって、飛翔行動特性の決定要因の解明を試みた。コナガでは繁殖期間と飛翔行動の間に明瞭な時間的区分は認められなかったが、大形虫の方が長期間にわたり高い生存力と飛翔能力を維持した。メイガ類でも繁殖期間及び成虫形態を指標として飛翔行動特性をタイプ分けすることは困難であった。薬剤感受性を指標とした移動実態の推定は、ウンカ類では、ある程度有効であった。ランダム分散・死亡率一定と仮定した理論モデルは経験モデルに比べて偏りが大きく、今後誤差の構成要因の解析を行う必要があった。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 薬剤 |