課題名 | 生態的特性の利用による昆虫制御(91) |
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課題番号 | 1995000665 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・昆虫分類研 |
研究期間 | 継H01~H07 |
年度 | 1995 |
摘要 | 野外のレンゲ畑を利用してどれ位マメコバチを増殖できるかを明らかにするため、A地(広い休耕田地帯)とB地(1.5haの播種造成地)に蜂を放飼した。B地では開花量の不足と遅い放飼が原因で増殖効果が悪く、ツチハンミョウ類の加害率が高かった。A地ではレンゲの開花期間が長いこともあって、リンゴ園に比べても平均営巣日数が長く、平均産卵数と平均産雌数が多く、増殖比率も高かった。B地での花粉団子の花粉分析では、レンゲの開花最盛期にはレンゲ花粉が80%以上を占めた。生産された繭も、他の環境で生産されたものに比べて重かった。定着率および子孫の生存率の改善とレンゲ畑の花管理技術を工夫することで、休閑田で栽培したレンゲの花資源での増殖が可能であることが分かった。 |
カテゴリ | 管理技術 播種 りんご れんげ |