課題名 | 耕地土壌における微生物相の変動の解明(228) |
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課題番号 | 1995000800 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・土微生態研 |
研究期間 | 継H02~H08 |
年度 | 1995 |
摘要 | 土壌への長期間(12カ月)の温度処理が土壌中の細菌相に及ぼす影響を調べた結果、生菌数では、放線菌を含む全細菌数では50℃を除き著しい減少は見られなかったが、放線菌を除いた真性細菌数は25℃においても約100分の1に減少し、35、40℃では1000分の1となった。分離された細菌の多様性は、温度上昇に伴なって減少した。分離細菌集団の多様性の減少は、25℃から35℃の間で著しく、この間の温度で土壌細菌相に及ぼす影響に明かな差があるものと考えられた。エコトロン土壌の細菌集団の多様性調査を行なった結果、4年、5年に引き続き、温暖化土壌の方が外気追随環境土壌に較べて分離細菌の多様性が低い値を示した。 |
カテゴリ | 温度処理 管理技術 |