脂肪肝牛のリポ蛋白質及びそのレセプター解析

課題名 脂肪肝牛のリポ蛋白質及びそのレセプター解析
課題番号 1995003629
研究機関名 家畜衛生試験場(家畜衛試)
研究分担 企連総合診断・衛生検査生化学研
研究期間 新H07~H09
年度 1995
摘要 牛の脂肪肝はケトージス等の代謝病、繁殖障害、日和見感染症等の引き金になるとされており、脂肪肝の発症機構及びそれに起因する生体機能の異常を知ることは、生産病を統一的に理解する上で重要と思われる。脂肪肝では肝臓からのリポ蛋白質の分泌量が低下する。リポ蛋白質は中性脂肪(トリグリセリド、TG)、コレステロール、リン脂質等の輸送に関与し、末梢組織の機能維持に必須である。例えば、コレステロールは低密度リポ蛋白質(LDL)で輸送され、LDLレセプターを介して黄体、副腎皮質等に取り込まれ、ステロイドホルモン合成に利用される。脂肪肝での繁殖障害(妊娠しにくくなること)はコレステロール供給が減少するため、黄体でのプロゲステロン産生が低下することに拠るとされている。脂肪肝の研究は初期の臨床病理学的研究に続き、生化学的手法を用いた発症機構解明の研究が緒に就いたばかりの状況にあり、リポ蛋白質代謝異常に起因する末梢組織の病態生化学的研究はほとんど手を付けられていない。本研究の目的は、脂肪肝牛のリポ蛋白質の代謝異常をリポ蛋白質の組成変化より調べること、およびこれらの変化が末梢組織の機能にどう影響するかをリポ蛋白質のレセプター動態等により明らかにすることにある。
カテゴリ 病害虫 繁殖性改善 防除 輸送

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