課題名 | 昆虫ウイルスの感染・増殖・伝搬機構の解明(156) |
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課題番号 | 1995003459 |
研究機関名 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所(蚕糸昆虫研) |
研究分担 |
生産技術・蚕病害研 |
研究期間 | 完H03~H06 |
年度 | 1995 |
摘要 | カイコの核多角体病ウイルス(NPV)の感染・増殖・伝搬機構を解明することを目的とし、「広食性蚕と低コスト人工飼料」を基幹とする育蚕技術体系確立のため、桑葉及び人工飼料に抗NPV卵黄グロブリン(卵黄抗体)を添食し、NPVの感染阻止・発病制御の可能性について検討した。その結果、卵黄抗体を添食させたカイコは低濃度のNPVに対しては感染阻止効果が認められたが、高濃度のNPVや、NPVに感染したカイコには感染阻止効果が認められなかった。また、卵黄抗体の希釈液として0.3%プロピオン酸水を用いた場合には阻止効果は認められなかった。今後は、他の課題の中で蚕病防除への利用の可能性についてさらに検討する。 |
カテゴリ | 病害虫 カイコ 害虫 桑 低コスト 防除 |