課題名 |
ハクサイのカルシウム欠乏症抵抗性素材の検索(75) |
課題番号 |
1995001550 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
野菜育種・育種4研
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研究期間 |
完H03~H06 |
年度 |
1995 |
摘要 |
ハクサイで被害の大きいCa欠乏症に対する抵抗性系統の育成を目的とする。分離葉にキレート剤を吸収させてCa欠状態とし、生じた障害程度により抵抗性を判定する方法を実用化し、ハクサイと近縁作物各種の抵抗性を検定した。この結果から比較的強いと判定された品種を中心として、毛管吸水によるCa欠養液栽培(窒素倍量)で抵抗性を検定した。体菜類および南方型、直筒型、円筒型ハクサイの各々で発症程度の品種間差が認められ、概して体菜類と南方型の方が日本の円筒型より強かった。抵抗性強弱各種の品種間のF1の発症程度の平均値はいずれも両親の中間程度で、F2はそれよりやや低く、F1とF2の差は両者の生育速度の差に対応していた。以上検定法の開発と素材検索の目的はほぼ達成されたが、検定精度の向上を計る必要がある。本課題としては終了し、ハクサイ抵抗性系統の育成を新規課題として設定し、成果を引き継いで育種を進める。
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カテゴリ |
育種
遺伝資源
抵抗性
はくさい
品種
養液栽培
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