| 課題名 | シミュレーションによるコナガ個体群制御技術の評価(256) |
|---|---|
| 課題番号 | 1995001737 |
| 研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試) |
| 研究分担 |
環境・虫害1研 |
| 研究期間 | 継H04~H08 |
| 年度 | 1995 |
| 摘要 | 1994年5月から1995年3月まで3回キャベツを定植し、コナガおよび寄生蜂、捕食性天敵のゴミムシ、クモ、ハサミムシなどの発生消長を調べた。コナガは5月下旬から6月下旬まで多発生し、それ以降は低密度に推移した。一方、寄生蜂のコナガ寄生率は7月上旬から上昇し始め、下旬には約90%に達した。キャベツ株上のクモ類は7月中旬から8月下旬まで増加したが、その他の時期には少なかった。ゴミムシ類は約40種が確認され、総捕獲数は6月中旬と8月下旬に多かった。しかしコナガ捕食能力の高い種はごく一部であった。オオハサミムシは、コナガの発生の少ない7月中旬から9月中旬に捕獲された。徘徊性のコモリグモ類は、低密度ではあるが冬季を除いてほぼ平均して捕獲された。以上の結果から、主な捕食者がコナガの死亡要因に寄与する時期が明らかになった。 |
| カテゴリ | 病害虫 害虫 キャベツ 栽培技術 病害虫防除 |