課題名 |
ブロッコリー栽培におけるホウ素の土壌診断技術の開発(281) |
課題番号 |
1995001759 |
研究機関名 |
野菜・茶業試験場(野菜茶試)
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研究分担 |
環境・土壌肥料研
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研究期間 |
継H05~H07 |
年度 |
1995 |
摘要 |
ブロッコリーのホウ素吸収を最適化するためには、生育に好適な土壌中の有効態ホウ素量を明らかにする必要がある。6年度は有機物施用およびかん水処理が収量およびホウ素吸収に及ぼす影響について検討した。マルチ栽培条件で春作ブロッコリーの収量および無機成分濃度に対するかん水の影響は明らかでなかった。しかし、有機物施用によってブロッコリーは対照区と比較すると8~17%増収した。有機物施用で花蕾および茎中のホウ素、銅、亜鉛、リンの濃度が高まった。とくに、対照区のホウ素濃度は花蕾で15~17ppm、茎で13ppm、一方有機物施用区ではそれぞれ38~40ppm、23~25ppmであった。対照区の各ホウ素濃度は欠乏症発生の限界濃度に近いもので、有機物施用によってブロッコリーのホウ素吸収に改善効果が認められた。土壌中のホウ素量については検討中である。
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カテゴリ |
肥料
栽培条件
土壌診断
春作
ブロッコリー
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