| 課題名 |
フロント構造と魚卵・稚仔魚の分布特性の解明(11) |
| 課題番号 |
1995005384 |
| 研究機関名 |
西海区水産研究所(西海水研)
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| 研究分担 |
海洋環境・海動態研
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| 研究期間 |
完S62~H06 |
| 年度 |
1995 |
| 摘要 |
本研究は、黒潮流域(東シナ海南部海域、薩南海域)、黒潮反流域(南西諸島周辺海域)及び対馬暖流域(山口県北方海域)に形成されるフロントの構造、並びにフロントが魚卵・稚仔魚の分布におよぼす影響を明らかにすることを目的として実施した。東シナ海南部海域では、魚卵はフロントの沖側で多く分布し、その一部がフロント付近に集積していた。薩南海域では魚卵・仔魚がフロント付近に濃密に分布することが明らかになった。南西諸島周辺海域では、沖縄島西方~宮古島にフロントが形成されていた。このフロントを境に稚仔魚分布が大きく変化しており、採集尾数、出現種類数ともフロントから東シナ海側の海域の方が格段に多いことが示された。山口県北方海域では、魚卵・稚仔魚はフロントから沿岸側に分布することが多く、主として対馬暖流第1分枝によって東方に輸送されることが明らかとなった。本研究から、異なる海流系に形成されるフロントの構造を明らかにするとともに、それが魚卵・稚仔魚の分布におよぼす影響についても多くの知見が得られ、所期の目的を達成することができた。得られた成果は学会で発表されるとともに漁海況予報事業の基礎資料として活用される。今後は、フロントの生成・維持機構を力学的に解明するため、対馬暖流域に形成されるフロントをモデルとし、課題「対馬暖流域漁場における海洋環境特性の解明」の中で研究を展開する。
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| カテゴリ |
亜熱帯
輸送
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