遺伝・物理両地図を利用した遺伝子単離法の確立(88)

課題名 遺伝・物理両地図を利用した遺伝子単離法の確立(88)
課題番号 1996000418
研究機関名 農業生物資源研究所(生物研)
研究分担 企画調整・ゲノム研
研究期間 継H07~H12
年度 1996
摘要 マップベースクローニングのための形質遺伝子として、白葉枯病抵抗性遺伝子Xa-1と出穂期遺伝子Hd-1を例にとり解析を進めている。高精度遺伝解析のため、Xa-1については4000の、Hd-1については10,000個体のF3個体を用いて、形質およびDNAマーカーの分離を調べた。この結果、いずれの遺伝子座も1~2個のYACクローンに落ちることがわかった。平行して各遺伝子を保持する系統からコスミドライブラリーを作成し、選定したYACをコスミドクローンコンティグに置き換える作業を進めた。さらに、Xa-1に関しては、遺伝子発現期のcDNAライブラリーを作成し、候補YACクローンに含まれるcDNAを選択し、最終的に候補クローンとして残った13個の塩基配列を決定したところ、この中に他の植物の病害抵抗性遺伝子と類似性を示すクローンがあることがわかった。これらの例からマップベースクローニング法の各ステップの比重と厳密さの尺度を設定できると考えられる。
カテゴリ DNAマーカー 抵抗性遺伝子 病害抵抗性

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