課題名 | 拮抗微生物活用によるイネもみ枯細菌病(苗腐敗症)の制御 |
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課題番号 | 1996002706 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
生産環境・病害研 |
研究期間 | 新H08~H10 |
年度 | 1996 |
摘要 | イネもみ枯細菌病(苗腐敗症)は近畿中国地方をはじめ全国の機械移植苗で発生する病害であり、水稲育苗にとって最も大きな阻害要因の一つである。これまで苗腐敗症を指標として微生物の本病原細菌に対する発病抑制能を検定する方法を確立し、籾等から高い発病抑制能を示す4菌株の細菌を分離した。これら4菌株はいずれもPseudomonas属に属し、本病の他、イネ苗立枯細菌病に対しても高い発病抑制能を示した。今後はこれら拮抗細菌の拮抗機能、例えばもみ枯細菌病菌の毒素の解毒等を解明し、発病抑制の最適条件を明らかにする。更に拮抗細菌の製剤化についても検討し技術の実用化をはかる。また、これらの拮抗細菌による本田での籾枯の発病抑制についても研究し、苗及び本田の両面で本病の発生減少につながる技術の開発をはかる。 |
カテゴリ | 病害虫 育苗 害虫 管理技術 水稲 総合防除技術 もみ枯細菌病 |