課題名 | 軟弱野菜における塩類ストレスの評価手法の確立に関する研究-植物体内のポリアミン含有量による塩類ストレスの評価(113) |
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課題番号 | 1996002770 |
研究機関名 |
中国農業試験場(中国農試) |
研究分担 |
畑地利用・畑土壌研 |
研究期間 | 単H07~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 野菜の可視的障害発現前の段階で塩類ストレスによる異常代謝を評価する手法の開発をめざし、ホウレンソウのポリアミン類の変動を検討した。ホウレンソウの葉部の主なポリアミン類はプトレシンとスペルミジンであった。プトレシン含量は生育の良好であった区で含量が低く、それより培養液濃度が濃くても、薄くなっても増加する傾向にあった。葉位別のポリアミン含量はプトレシン、スペルミジンとも外葉で低く、中心葉ほど高い傾向にあった。以上より、ホウレンソウのポリアミン含量は培地の塩類濃度により変動し、塩類集積ストレスに起因する野菜の生育障害発生予測のための栄養診断指標としてポリアミン含量を利用できる可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 栄養診断 品質保持 ほうれんそう |