課題名 | 樹形の改造が樹体生理に及ぼす影響の解明(170) |
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課題番号 | 1996001367 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
口之津・栽培研 |
研究期間 | 継H05~H09 |
年度 | 1996 |
摘要 | 樹勢の強い‘白川温州’の台木試験の結果、果実品質はヒリュウ台で果肉歩合及びBrixが高く、良好であった。また、生育は、ヒリュウ台で樹高、樹冠容積、樹冠占有面積ともに小さく、わい化効果が大きかった。1樹当たり収量はヒリュウ台で少なかったが、樹冠容積当たり及び樹冠占有面積当たり収量は台木間で差がなかった。大きい樹と小さい樹で収穫労力の比較をした結果、収量当たりの収穫時間は小さい樹の方が約1割少なくて済んだ。大きい樹は収穫時の疲労感が大きく、収穫本数が多くなれば収穫時間の差はさらに大きくなると考えられる。以上のように小さい樹の方が収穫時間が短く、収穫労力が少なくて済むことから、台木による樹のわい化は収穫労力低減に有効であることが明らかになった。 |
カテゴリ | くわい 栽培技術 台木 わい化 |