課題名 | リンゴの病原ウイロイド及びウイルスの遺伝子構造・機能の解析(186) |
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課題番号 | 1996001384 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
盛岡・病害研 |
研究期間 | 継H07~H12 |
年度 | 1996 |
摘要 | 我が国各地より収集したリンゴさび果ウイロイド(ASSVd)の8分離株を供試し、本ウイロイドの系統による遺伝子構造変異を温度勾配ゲル電気泳動法(TGGE)により検討した。罹病樹皮から純化したウイロイド試料を用い、泳動方向に並行な温度勾配をかける並行温度勾配法(P-TGGE)、ならびに、泳動方向に垂直な温度勾配をかける垂直温度勾配法(T-TGGE)を行ったところ、8分離株は3グループに分けられ、PI-20、PK-14を含む6分離株、P-128の順に熱に対して不安定な遺伝子構造を持つと考えられた。また、PI-20とPK-14では‘ふじ’の果実に発現する病徴にも明瞭な差異が認められた。以上の結果より、我が国のASSVdには少なくとも3つの遺伝子構造の異なる系統が存在することが示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 サビ果 防除 りんご |