課題名 | ブドウステムピッティング症状の原因究明(193) |
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課題番号 | 1996001390 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・病害研 |
研究期間 | 単H07~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 山梨県の‘巨峰’と‘赤嶺’に発生しているstem pitting(SP)症状について、外国でrugose wood complexの病原の一つとされているgrapevine virus A(GVA)及びGVAと混合感染するとSP症状が発生しやすくなるといわれているリーフロール病関連ウイルス■、■(GLRaV■、■)の保毒状況をエライザ法で調べた。検定した13樹のうち4樹がGVAのみ、2樹がGVAとGLRaV■に感染しており、GVAと本症状との相関は必ずしも高くなく、本症状の原因としてGVA以外のウイルスの関与が示唆された。今後、このウイルスの単離・同定及び本症状との関連を調べる必要がある。また、木本検定植物への接種試験でも現在までのところ病徴は現れておらず、継続観察を要する。以上の残された問題点については今後経常研究に引き継ぐ予定である。 |
カテゴリ | 病害虫 栽培技術 ぶどう 防除 |