課題名 | カキのウイルス病様症状の発生状況及び伝染性(194) |
---|---|
課題番号 | 1996001391 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
安芸津・病害研 |
研究期間 | 完 |
年度 | 1996 |
摘要 | 安芸津支場の約300の品種・系統についてウイルス病様症状を調査した結果、‘絵御所’など5品種に葉のモザイク、奇形、黄化などがみられた。また、‘富有’に高接ぎしている交雑実生群のうち、77個体に新葉のモザイク、奇形などがみられ、中間台の‘富有’に潜在性ウイルスの保毒が推測された。カキ主要栽培県から収集したウイルス病様症状の接ぎ木伝染性を調べたところ、岐阜県の‘富有’の柳葉症状が接種した‘西条’実生苗に同様の奇形葉、広島県の‘西村早生’のわい化症状が外観健全な‘西村早生’苗に小葉や奇形葉を生じ、これらの症状の伝染が確認された。今後、伝染性が確認されたものから病原を単離・同定し、診断法を確立する必要があり、新規課題「カキウイルス病様症状の病原の単離・同定」で対応する。 |
カテゴリ | 病害虫 かき 高接ぎ 接ぎ木 品種 防除 わい化 |