課題名 | カンキツ類を加害するコナカイガラムシ類に関する研究(233) |
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課題番号 | 1996001423 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・虫害研 |
研究期間 | 延H02~H08 |
年度 | 1996 |
摘要 | ミカンヒメコナカイガラムシの性フェロモンを効率的に単離するため、簡便なバイオアッセイ法を検討した。15-20頭の雄成虫を直径9cm、深さ2cmのプラスチックシャーレ内に放し、性フェロモンの粗抽出物を含ませた濾紙を投入したところ、投入後5分目には雄はフェロモンを含ませた濾紙に有意に多く誘引されたことから、この方法でフェロモンの有効成分の解明を行えることが判明した。また、試験に用いる雄成虫のフェロモンへの誘因性は、日齢や点灯後の経過時間により影響を受けなかった。このことから、バイオアッセイに用いる雄成虫は羽化後の条件に特に配慮する必要のないことが判明した。8年度は7年度得られたバイオアッセイ法や知見から、性フェロモンの有効成分の解明やその構造決定を行う予定である。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 性フェロモン フェロモン 防除 その他のかんきつ |