課題名 |
ハダニ防除における土着天敵の有効利用 |
課題番号 |
1996001436 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試)
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研究分担 |
保護・虫害研
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研究期間 |
新H08~H12 |
年度 |
1996 |
摘要 |
ハダニ類は薬剤抵抗性が発達しやすく、天敵を利用した生物的防除が望まれている。果樹園のような大規模で開放的な環境条件下では特に土着天敵の利用が重要である。我が国での土着天敵は、カブリダニ類、キアシクロヒメテントウ、ケシハネカクシ類、ハダニアザミウマなどが挙げられる。これらの天敵類は圃場間や寄主植物間などで種構成や優占種が異なるが、その実態や要因は落葉果樹では明らかにされてない。そこで、各天敵の生活史特性の差異や種間の相互作用を調べ、天敵相の異なる要因を明らかにする。8~9年にはサンプリングによるハダニ、天敵類の発生消長とその季節変動や年次変動を調べる。9~10年には各種天敵のうち主要と思われる種について、捕食量・増殖率・餌ハダニ種や寄主植物の選好性・休眠性などを調べ、各種の生活史特性の差異を解明する。11~12年には鉢植えの苗にハダニと各種天敵を一定の比率で接種して両者の個体群動態を調べ、各種天敵のハダニ制御能力を評価する。最終的には天敵複数種を実際に圃場に放飼することにより、各天敵の定着状況及びハダニの抑制効果について調べる。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
季節変動
生物的防除
抵抗性
土着天敵
防除
薬剤
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