耐湿性・高品質とうもろこし品種の育成(97)

課題名 耐湿性・高品質とうもろこし品種の育成(97)
課題番号 1996001106
研究機関名 草地試験場(草地試)
研究分担 育種・育種2研
研究期間 完H03~H07
年度 1996
摘要 温暖地の汎用水田における自給飼料の高位、安定生産の増進を図る目的で、耐湿性に優れた高品質とうもろこし品種の育成を行った。湿害処理により絹糸抽出期は平均で12日遅れ、稈長は82■短くなった。また、乾物重は60~78%減少し、減収率には系統間差が認められた。供試系統のうち草地試育成の那交777は減収率が最も小さく、耐湿性の強いことが認められた。供試系統の乾物分解率には大きな系統間差異がみられ、稈の単少糖含量との間に高い正の相関関係(0.92**)が認められたが、稈汁糖度と乾物率から乾物当りの糖含量(糖含量指数)を推定し、乾物分解率と比較するとさらに高い正の相関(0.96**)が得られ、より精度の高い推定が可能となった。糖含量指数によるスクリーニングの結果、那交777、那交748、那交809は高糖含量であることが明らかとなり、耐湿性が高く、茎葉の消化性の優れた系統として那交777は7年度の農林登録候補品種とされた。
カテゴリ 育種 湿害 飼料作物 水田 耐湿性 とうもろこし 品種

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