課題名 | 真菌の分類・同定とその手法の開発(21) |
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課題番号 | 1996000603 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・特性分類研 |
研究期間 | 継H07~H16 |
年度 | 1996 |
摘要 | 植物真菌病の原因菌として、香川県産の花きゴデチアから立枯病菌(Pythium ultimum var.ultimum)(新病害)を、長野県産のトウゴクミツバツツジからてんぐ巣病菌(Exobasidium sp.)(新病害)を、島根県産のユリおよびソラマメから灰色かび病菌(Botrytis cinerea、B.fabae)等を分離・同定した。また、チャノキイロアザミウマに寄生し、虫体を死に至らしめる糸状菌としてVerticillium lecaniiを同定した。本菌が同昆虫に寄生する初めての発見である。これらの真菌の同定に際して、ベントグラス、アジサイ等の葉片をオートクレーブ滅菌して原型を留めたまま基質に利用すると、有性器官等の分類形質の形成が促進されることを見出した。 |
カテゴリ | あじさい ゴデチア そらまめ 立枯病 みつば ゆり |