課題名 | 生態的特性の利用による昆虫制御(96) |
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課題番号 | 1996000638 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・昆虫分類研 |
研究期間 | 完H01~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 春活動性の送粉能力に優れたマメコバチを商品化し広範な作物に利用するには、本種の活動期を任意化し周年利用を可能にする必要がある。そのための様々な実験を行った。本種の短期休眠覚醒と長期間貯蔵の実験を行い、前蛹は12℃で180日間、成虫は5℃で少なくとも180日間生存できることを確認し、前蛹と成虫を組み合わせた長期貯蔵法は有効との結果が得られた。本種の増殖に野外のレンゲ畑を利用した所、平均産卵数、平均産雌数、増殖比率とも高く、休閑田で栽培したレンゲの花資源での増殖が可能であることが分かった。羽化直後成虫の人為的な休眠覚醒には低温処理前に加温することが不可欠であり、その期間は26℃で約20日間で十分であると推定された。 |
カテゴリ | 長期保存・貯蔵 れんげ |