昆虫における外来性化学物質代謝系の制御機構(64)

課題名 昆虫における外来性化学物質代謝系の制御機構(64)
課題番号 1996000651
研究機関名 農業環境技術研究所(農環研)
研究分担 資材動態・殺虫動態研
研究期間 継H06~H09
年度 1996
摘要 有機リン殺虫剤抵抗性ニカメイガの体内に存在する有機リン殺虫剤無毒化結合タンパク質の本体であるカルボキシルエステラーゼの精製・単離を行った。まず5齢幼虫の中腸から作製した上清画分を40%硫安で処理したところ、上澄みにカルボキシルエステラーゼ活性が残存し、そのほかの大半の蛋白は沈澱した。続いてこの上澄みをクロマトフォーカシング(pH6.2-4)で精製すると、pI5.2付近に活性が現れ、さらにこの画分をロトフォア(BIO-RAD社製、pH4-6)で精製すると、再びpI5.2付近に活性が現れた。この画分をSDS-PAGEで分析した結果、単一のバンドが確認できた。分子量マーカーから決定された有機リン殺虫剤抵抗性ニカメイガのカルボキシルエステラーゼの分子量は77600であった。
カテゴリ 病害虫 抵抗性 ニカメイガ 農薬

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