課題名 | 土壌データベース、国土数値情報等と気象、作物情報の対比による作物冷害の解析(182) |
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課題番号 | 1996000795 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境管理環境資源・土壌調査研農村景域研 |
研究期間 | 継H06~H09 |
年度 | 1996 |
摘要 | 水稲の冷害の受け易さ、受け難さは、地域を限定した場合、その地域の土壌条件とどのような関係にあるかを検討した。岩手県一関地域の32地点の「ササニシキ」の平年に対する平5冷害年の収量比は5~65%(平均31%)で圃場により大きな差があった。この収量比と詳細な土壌調査から得られた31の土壌要因との関係を数量化理論1類で解析した。その結果、作土の深さと硬度、土壌類型の3つの土壌要因と標高によって収量比の71%を説明できることが明らかになった。つまり、作土の深さは深いほど、硬度は中度(6-10mm)のものほど冷害を受けにくく、礫質・中粗粒質土壌、透水の良い土壌、極端に透水が悪く強還元的土壌は冷害を受けやすいことが明らかになった。標高は高いほど冷害を受けやすかった。 |
カテゴリ | 管理技術 水稲 データベース 凍害 |